貴婦人と一角獣展

「貴婦人と一角獣展」に再訪してきました。

 

展示場に入ると、大きな空間に6枚のタピスリーが一気に目に飛び込んできます。

…なんて、ぜいたくな空間!

中世ヨーロッパのタピスリーを、こうして実際に観れるなんて凄いことですよね。

全長22メートルもあるという6枚の連作にタピスリは圧巻でした。

 

ワタクシごとですが、このタピスリーをずーっと前から観たかったのです。

美術史の授業だったか、美術書だったか…何がきっかけか覚えていませんが

植物や動物が散らされた背景の赤の色も、貴婦人と一角獣という組み合わせも

いかにも何か物語が潜んでいそうな感じで興味をひきました。

また、それが絵画ではなくタピスリーだと知ってとても驚き

ますます、興味がわきました。

しかも、この連作にはいまだに解明されていない謎もあるというのも

想像の余地があるという気がして、これまた魅惑的です。

いつか実際に観てみたいなぁと思っていましたので

今回、日本で6枚そろって観ることのできる機会があって、ほんとうに幸せでした!

 

日曜美術館で原田マハさんが次回の作品は、ジョルジュ・サンドが主人公で

このタピスリーを巡る物語を執筆中とおっしゃっていました。

もう既に目の前に浮かんでいる場面があるそうです。

今年の本屋大賞第3位にもランクインした

「楽園のカンヴァス」もとても面白かったので

原田さんが描く「貴婦人と一角獣」がどんな物語になるのか、

今からとっても楽しみです。

 

そして!こちらは宣伝ですが、松本の書店組合で、10月13日に

原田マハさんをお呼びして講演をしていただくことになっています。

どんなお話が伺えるのでしょうか。こちらも、とーっても楽しみです♪

詳細が決まりましたら、HPでお知らせいたします。

 

※展示はとっても素晴らしかったですが、

展示室は冷房が効きすぎていて寒すぎ!

これから行く予定の方は何か1枚羽織るものを持っていくことをお勧めします。

外の気候に合わせた服装で行くと、寒すぎて後半は集中力が切れてしまいます。