今回は貼るの応用編で
「懐紙入れ」を教えてもらいました。
徳嵩先生は今回も美しいキットを
たくさん制作してきてくださいました。
キットは表裏のとりあわせが1番大事で
必ず「格」を合わせるのが美しいのだそう。
「これは外国の方へのプレゼントにもとても喜ばれますよ」
…早速、参加者の皆さんは好きなキットを選びました。
先生が表布、裏布に紙芯を貼る手順を
教えてくださったのですが
本で見るよりも、とても緻密な作業だという事がわかりました。
仕上がり時のゆるみを確保するのが
きれいにできるコツだそうです。
真ん中の厚みに部分は特に注意が必要で
ギャザーを寄せて貼ります。
これは「菊寄せ」と呼んでいるそうです。
※「菊寄せ」とはギャザーの部分から菊のようにみえるところからついた名前。
では、はじめましょう。
①まずは真ん中から針を挿し、
第1回目のカードケースの作り方で習ったように
内側から針を入れて2針すくいます。
②次にかがっていきますが、前回と違いボール紙が芯に入っているので
簡単にはいきません。
針をさしたら小さなペンチで「えいっ!」とひきます。
その時に早くも「ボキッ」という音がして針を折った人が現れました。
私は何とか通過し最後までスムーズに進んで
ちょっと嬉しくなり先生に見ていただこうとしたのですが・・・
ここで「ボキツ」と1本目の針を折ってしまいました。
あわてて新しい針に糸を通すのですが、
焦れば焦るほど糸が針を通ってくれません。
先生に最後のかがり終りを手伝っていただこうという魂胆は
見事に外れ立ち往生。
針を通すと「ボキッ」あせってしまい、また「ボキッ」・・・
ついに3本の針を折って、最後まで完成することができませんでした。
先生は気の毒がって
「もう1回、自分でゆっくりやってごらんなさい」と
慰めてくださいましたが・・・
今回は最後に撚糸の作り方を先生が実演してくれました。
とても見事でしたよ!!
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