第4回ちくちくクラブのご報告

今回は貼るの応用編で

「懐紙入れ」を教えてもらいました。

 

徳嵩先生は今回も美しいキットを

たくさん制作してきてくださいました。

 

キットは表裏のとりあわせが1番大事で

必ず「格」を合わせるのが美しいのだそう。

「これは外国の方へのプレゼントにもとても喜ばれますよ」

 

…早速、参加者の皆さんは好きなキットを選びました。

先生が表布、裏布に紙芯を貼る手順を

教えてくださったのですが

本で見るよりも、とても緻密な作業だという事がわかりました。

 

仕上がり時のゆるみを確保するのが

きれいにできるコツだそうです。

 

真ん中の厚みに部分は特に注意が必要で

ギャザーを寄せて貼ります。

これは「菊寄せ」と呼んでいるそうです。

 

※「菊寄せ」とはギャザーの部分から菊のようにみえるところからついた名前。

では、はじめましょう。

 

①まずは真ん中から針を挿し、

第1回目のカードケースの作り方で習ったように

内側から針を入れて2針すくいます。

 

②次にかがっていきますが、前回と違いボール紙が芯に入っているので

簡単にはいきません。

針をさしたら小さなペンチで「えいっ!」とひきます。

 

その時に早くも「ボキッ」という音がして針を折った人が現れました。

私は何とか通過し最後までスムーズに進んで

ちょっと嬉しくなり先生に見ていただこうとしたのですが・・・

ここで「ボキツ」と1本目の針を折ってしまいました。

 

あわてて新しい針に糸を通すのですが、

焦れば焦るほど糸が針を通ってくれません。

 

先生に最後のかがり終りを手伝っていただこうという魂胆は

見事に外れ立ち往生。

 

針を通すと「ボキッ」あせってしまい、また「ボキッ」・・・

ついに3本の針を折って、最後まで完成することができませんでした。

 

 

 

 

 

先生は気の毒がって

「もう1回、自分でゆっくりやってごらんなさい」と

慰めてくださいましたが・・・

 

 

今回は最後に撚糸の作り方を先生が実演してくれました。

とても見事でしたよ!!