「村岡花子 出会いとはじまりの教文館」展

既に会期は終了してしまったのですが

最近行ってきた展覧会

“村岡花子 出会いとはじまりの教文館”展へ

行ってきました。

 

随分前から「行かなくちゃ!」と思っていたのに

あっという間に会期が終わりに近づいてしまい・・・

更にNHKで特集されたとかで

一気に人が押し寄せていると聞いて、あわてて行ってきました~

 

会場に到着!なるほど、平日でしたがにぎわっています。

入場制限があり、階段にしばらく列にならんでから、ようやく入場できました。

会場内も人がひしめき合っていて、テレビの影響力のすごさを感じました。

朝ドラもとっても好調のようですし、注目度が高いのでしょう。

 

 

まずはわたせせいぞうさんの

『アンをだきしめて』(NHK出版)の原画があります。

これを見ると村岡さんの人生をおおまかに追うことができますし、

まさに花子とアン、

両方の人生がリンクしているような構図の絵なので

その後の展示がより見やすくなっていました。

 

 

東和女学院時代の写真パネルや、当時読んでいた本(もちろん原書です!)

女学院時代に出逢い、腹心の友となった白蓮さんのコーナー、

いままさにドラマで佳境に入っている、

花子さんと儆三さんの出会いから結婚、

お2人の間で交わされたラブレター、

教文館にいたころに手掛けた仕事の資料などなど

貴重なものが沢山ありました。

 

ドラマで興味を持った方も、

ドラマのストーリーをより深くなぞれるような内容ですし

もともと村岡花子さんに興味があった方にも

満足できるような内容でもあったと思います。

私がいちばんドキドキしたのは、

村岡花子さんの『赤毛のアン』の直筆翻訳原稿です。

村岡さんの翻訳の様子をほんの少し見ることができたような気がしました。

最初「親友」と訳されていたところが修正されて「腹心の友」となっている経緯を

原稿で見ることができ、ドキドキしました!

 

とにかく人が多かったので、ゆっくり観るのは難しかったのですが

やっぱり行って良かったです。

展示会は最初の方に行った方が良いな・・・と改めて思いました。

でも、朝ドラ効果なのか、あんなにも多くの人が

関心を持っているのだな~ということを

実感することができたのは嬉しい体験でした。

 

これがきっかけで、もっともっと「赤毛のアン」をはじめとした翻訳作品にも

注目が集まるといいなと心から思います。

 

教文館の展示は終わってしまいましたが、今年は

村岡花子さん関連の本が続々と出版されていますので、

興味を持たれた方は是非手に取ってみて下さい。

ちいさいおうちでも、赤毛のアン関連でコーナーをつくっておりますので

お店にいらしたときは、ぜひ見ていって下さいね!