![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=jpg/path/s3eccae06dc227df3/image/ie2ef8f98b9972a80/version/1410830096/image.jpg)
谷川俊太郎さんのtwitterで見かけてずっと気になっていた、
『池田修三と詩人たち』という展示に行ってきました。
会期終了ギリギリセーフ・・・
渋谷のシダックスギャラリーでの展示でした。
オープン前のシダックスギャラリー。
外からのぞくとこんな感じです・・・わくわく!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=jpg/path/s3eccae06dc227df3/image/i6be79066263054dd/version/1410830157/image.jpg)
そしてオープン。
明るくて白くて開放的な空間。
決して広くないけれど、
ノスタルジックなようでいてモダン、
スイートなようでいて案外力強い、
池田さんの世界が広がっていました。
開館すぐだったせいか、
ゆっくり見ることができ、
渋谷の喧騒とは別空間の世界を満喫できました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=jpg/path/s3eccae06dc227df3/image/i7d0596ca3563af25/version/1410830318/image.jpg)
私が特に楽しんだのは
版木を展示してあるコーナー。
1枚の作品を仕上げるのに、
赤、緑、黒の版木を重ねているのだということが
よくわかります。
この重なりが絵の奥行や、
意外な力強さの要因なのかなと思いました。
それに、木版画の線って銅版画にはない
力強さ、暖かさが感じられますよね。
透明感というよりは、少し混濁したような深い色合いと、
木版画の線が良く合います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=273x1024:format=jpg/path/s3eccae06dc227df3/image/i438436e8b3358667/version/1410830462/image.jpg)
そんな池田さんの作品に
森雪之丞さん、谷川俊太郎さん、倉本美津留さん、
江國香織さん、服部みれいさん、一青窈さんが
詩をつけて、一緒に展示をしてあり、
詩集を見ているかのような気分になりました。
言葉と絵と・・・合わせて味わうと、
また違った印象がうまれるのが新鮮。
自分が最初に絵を見たときのイメージと、
詩を読みながら見るイメージでは随分と印象が変わり
どうしても詩人の人たちの言葉にひっぱられてしまいます。
言葉の力ってすごい!!と思いました。
でも、帰宅してから思い返すと言葉よりも
自分が感じた印象のほうが強く残っていて・・・
それがなんだか不思議でした。
池田さんは秋田県かほ市の出身だそうです。
秋田県発行のフリーマガジン『のんびり』の詩修という連載は
池田さんの作品に様々な詩人が詩を寄せているコーナーだとか・・・
なんと贅沢な!
1980年代に秋田相互銀行の通帳やカレンダーをはじめとして、
大手企業のカレンダーやテレホンカードなどにも
作品が採用されていたそうです。
全然、知らなかった・・・
改めて、今、見ても全く古めかしくなくて
年代不詳な作品なのだな~と。
絵葉書と豆本のセット、作品集も出版されています。
※作品集はこれから発売※
渋谷の展示はもう終わってしまいますが、
公式サイトには「その他、全国巡回、続々決定中」とありますので
今後もどこかでご覧になれる機会がある・・・かも。
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