![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=268x1024:format=png/path/s3eccae06dc227df3/image/i0db3c46e054daaa3/version/1422082470/image.png)
今年も東京ドームで行われている
東京国際キルトフェスティバルへ
行ってきました。
ここのところ続けて、児童文学関係のキルトの展示をしているため
ここ数年、毎回楽しみにしているイベントのひとつです。
今年の特別企画の展示は
『キルトでつづる大草原の小さな家』。
日本のキルト作家が
大草原の小さな家をイメージしたキルトで
お話の世界を表現するほかに
ローラ・インガルス・ワイルダー博物館からの貴重な品々が展示されていました。
キルトで表現された大草原の世界。
馬車、お家の中、オルソンさんのお店、大草原までがキルトで作ってあって圧巻でした。
・・・本を読むと決して裕福というわけではなかったインガルス一家が
こんなに素敵なキルトに囲まれていたのかはわかりませんが、
ドラマで観た『大草原の小さな家』の雰囲気が広がります。
これを手掛けたのは3人のキルト作家の方とのことですが
何年かかって、こんなに大きな作品を仕上げたのでしょうか・・・
考えただけでくらくらしてしまいます。
ローラ・インガルス・ワイルダー博物館からの展示には
実際に、ローラがつくったという
刺繍の小物やレース編みなどもありました。
どれも保存状態がとても良いことに感心しました。
ガース・ウィリアムズの原画らしきものもあり、大興奮。
(・・・でも、本当に原画だとしたらあんなに無防備に
飾っていても良かったのかしら??)
![©農場の少年](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s3eccae06dc227df3/image/i96ac16f417ce651b/version/1422084933/image.jpg)
原画(?)は『農場の少年』(福音館書店)
のものでした。
・・・ちなみに『農場の少年』は、後にローラと結婚する
アルマンゾの少年時代を描いた作品です。
大草原シリーズの中では番外編のような位置づけですが
食いしん坊的には、絶対にはずすことができない1冊。
つつましやかやインガルス一家に比べ
アルマンゾ家の豊かな食卓ときたら・・・!!
もちろんシリーズで読むのがおすすめですが、
独立で読んでも十分に楽しめます。
特別展示のほかにも、日本キルト対象の受賞作、
『スイーツ』がテーマのパートナーシップキルトなどなど・・・
毎年のことながら、その作品の量に圧倒されます。
展示の他にもついつい買い物をしてしまう
手芸用品のブースもたっくさん出店していて、
うっかりしていると、あっという間に時間がたってしまいます。
また、会場内の混雑っぷりときたら・・・
「こんなにキルトに興味がある人がいるのか?!」と驚くくらい、
次から次へとドーム内に人が増えていきます。
当然、ご自身でキルトをつくられる方が多いので
作品へのまなざしも熱く、熱気にあてられてしまい
最後は何だかぐったりしてドームを後にしました。
手作りが当たり前だったローラの時代、手作りが特別になってきた現在。
それでも変わらずに手仕事を楽しむ人がいるという事は
頼もしく、嬉しいことだなあと思いました。
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