まりちゃん人形が!

©のはらひめ
©のはらひめ

2011年に森のおうち美術館で

『なかがわちひろ作品展』があったのを

ご存知でしょうか?

 

その展示の際に、なががわさんの作品

『のはらひめ』(徳間書店)を題材に、

「のはらひめ 10人のまりちゃん人形」という企画がありました。

 

のはらひめの主人公、

まりちゃんのお人形をモデルに、

ボランティアの方々が衣装を作ってくれ、

それを展示するという企画です。

 

色々な衣装を着たまりちゃんが

集まった様子は、なかなか壮観で

展覧会中も大人気の企画でした。

実は、この企画の進行中に東日本大震災が起こりました。

長野県にも大きな被害がありましたし、もっと大変な場所もありましたね。

その時に、色々な思いをこめて作られたまりちゃん人形の衣装です。

機会があれば被災地の子どもたちにも見せることができたら・・・という思いを

なかがわさんのお力添えで実現しました。

 

衣装をつけたまりちゃん人形たちが、

気仙沼の図書館をはじめ、様々なところをまわっています。

 

先日、なかがわさんから嬉しいご報告がありました。

お預けしたまりちゃん人形達は、仙台市若林区の図書館で特別展示をされて、

今年の3.11を過ごしたそうです。

「かわいいねえ」「きれい!」「いっぺんに春がきたようだね」などと、

とても評判が良かったそうだと、なかがわさんがメールで教えてくださいました。


とても素敵に展示してくださっていて、嬉しいです。

こんなに丁寧な説明のパネルもつけてくださっているそうです。ありがたい!

 

特別展示のあとも、若林区の小学校や、別の図書館を巡回することが

決まっているということです!

 

まりちゃん人形を通じて、思いがけずさまざまな方と交流できているというのは

とてもありがたいことだと感じています。

 

今後のまりちゃん人形の活躍、私たちも楽しみです。