11月の1冊は『ブライアーヒルの秘密の馬』(メガン・シェパード/ 作リーヴァイ・ピンフォールド/ 絵 原田勝・澤田亜沙美/訳 小峰書店)でした。
今回はレポートが13枚にもわたり、この作品に対するレポーターAさんの熱い想いが伝わってきました。
特に色にこだわって、まとめているところが興味深かったです。
また、作品の中でAさんが気になった個所が細かく調べてあり、それぞれが感想を述べやすかったのではないでしょうか。
※今回の読書会も密にならないように、広い会場で開催させていただきました。
今回のレポーターは『ゆゆのつづき』の帯に寄稿させていただいたご縁もあり、副店長が担当しました。
作者のこれまでの作品や略歴をまとめたレポート、本を書き始めたきっかけなどがまとめられており
特に
〇リンドグレーンの作品を読んで作家という仕事を意識したこと
〇ケストナーに手紙を書いて返事をもらったということ
〇石井桃子さんの言葉のセンスにひかれたこと
〇大学時代、講師だった清水真砂子さんにレポートの代わりに提出した「創作」が認められたということ
などが、参加者の興味をひきました。
参加者からは『ゆゆのつづき』に関するものだけではなく、高楼さんの作品を通しての感想も多かったのが
色々な作品を書いている作者ならではだと思いました。
今月の読書会の様子をレポートいたします。
9月の本は『火狩りの王〈一〉春ノ火』(日向理恵子 /作 山田章博/絵 ほるぷ出版)でした。
今回はこの本の編集者であるSさんが出席されるという予告があったので、
みんな少し緊張して待機しましたが、体調不良ということで残念ながら欠席という事に。
いちばんドキドキしていたのはレポーターのWさんだったと思いますが…
落ち着いて、春ノ火の巻のあらすじを中心に丁寧にまとめてくれたので
それぞれの場面を思い出しながらじっくりと聞くことができました。
作者はこれまで「雨」のお話をたくさん書いていたので、その逆のモチーフである「火」を書いてみようということでこの本を書き始めたそうです。
それにしても「火狩り」「人体発火病原体」など、ちょっと思いつかない発想からの物語作りに期待を寄せて読んでみました
今月も6月と同様に新型コロナ感染拡大防止対策のため店内ではなく広い会場にて開催。
初参加の方を含めて9人で
ソーシャルディスタンスを保ちながら
本について語り合う時間を過ごしました。
7月の1冊は『マイク』(アンドリュー・ノリス/作 最所篤子/訳 小学館)
2020年度、2月の読書会が18日に行われた。
テキストは『リスタート』
記憶を亡くした13歳の少年チェースの物語。
まずはレポーターが作者や訳者のプロフィールを紹介。次に記憶喪失が起こる脳の働きについて入念に調べたものを発表してくれ、短期記憶障害と長期記憶喪失の違いなどが知ることができた。
今日は、長野県の推薦図書に取り上げた本の中から
1冊をご紹介したいと思います。
三浦秀之著の『五色の虹』です。
この本は2015年第13回開高健ノンフィクション賞受賞作です。
1938年に満州国の文化系最高学社として創設された《建国大学》。日本人、朝鮮人、中国人、モンゴル人、白系ロシア人の優秀な学生を集め、共同生活の中で切磋琢磨して、将来の満州国建設の指導者たるべき人材を育成する目標を掲げていました。その大学へ進んだ若者の中に長野県諏訪市出身の藤森孝一さんもいました。彼は終戦後、ソ連軍の捕虜となり1947年に帰国します。
その後の彼らの人生を追う形で書かれたこの本には
沢山の人間のドラマが詰まっています。
タイトルの『五色の虹』には、先にあげた5つの民族の「五族協和」の精神が込められていました。知られざる戦後史の1ページに触れた思いがして、心が震えました。
卒業間近の6年生の教室に出かけてブックトークをしてきました。
テーマは『12才の旅立ち』
中学生になっても本に親しんでほしいという
担任の先生が込められた企画が実現しました。
取り上げた本をご紹介します。
紹介した本全部を読んでみたいと手が上がり嬉しかったです!
すっかりご無沙汰をしておりました
『時々ドキドキ日記』ボツボツと再開です。
今、第3回長野県絵本大賞の「新作絵本」部門の本の選定をしています。
委員会に参加している書店の選本リストをもとに
最終の選定に入っているのですが、これがなかなか大変で手こずっております。
・・・どんなラインナップになるか、乞うご期待!
また、詳細が決まり次第お知らせいたしますので
ホームページをご覧くださっている皆さんにも、ぜひご投票をお願いします。
昨年、第2回の絵本大賞の記念講演会は
キッセイ文化ホールにて絵本作家の浜田桂子さんをお迎えして行われました。
今年はどうなるでしょうか。
今、バレーボールのワールドカップ大会が行われていますね。
先日までは女子の大会が松本会場でも開催していました。
松本会場には6チームが結集して、熱戦を繰り広げていました。
とある日、私も会場に足を運んでみました。
第1試合が、韓国VSアルジェリア
第2試合が、セルビアVSペルー
両試合とも力の差がありすぎて、いまひとつ盛り上がりませんでした。
第3試合は中国VS米国で、実はこの試合を最も観戦したかったのですが
夜の試合になってしまうという事で
観戦をあきらめて帰ってきてしまいました。
北陸新幹線に乗って新潟県の糸魚川まで出かけてきました。
東京児童文化協会主催の「全国読みきかせキャラバン」で
講演をするためです。
今年は愛知県知多市に続いて、2度目の登板となりました。
午前中に開かれた「おはなし会」には
親子連れで120人ほどが集まり、にぎやかだったという事でした。
午後の講演は30人ほどの方が熱心に耳を傾けて下さいました。
台風5号の影響で帰りは風が出て在来線は運転を見合わせ
新幹線は少し遅れが出るという状態でしたので
無事に帰れほっとしました。
今年は台風の影響・被害が各地に出ていて心配です。
JPIC読み聞かせサポータ講習会で横浜まで出かけてきました。
サラリーマンの頃、相鉄線で横浜を経由し
蒲田営業所まで通っていたことがありますが
その頃とは、すっかり変わってしまい、
迷ってしまうほどでした。
会には120人の熱心な人たちが参加して下さり
とても盛り上がりました。
絵本作家の山口マオさんは薩摩琵琶を携えて登場し
「わにわにくん」の歌つき読み聞かせを
披露してくれました。
少し前のことになってしまいますが
県庁で開かれている図書審査部会で推薦図書を選んできました。
担当の方が代わり、今年度初めての部会となりました。
私が担当している高校生以上一般にむけての本は
今回はこちらの5冊が選ばれました。
先日のことですが栃木県宇都宮市に出かけ
名物の餃子を食べてきました。
とても美味しかったです。
・・・、といっても今回は餃子を食べに行ったのではありません。
実は、栃木県の教育委員会では全国に先駆けて
高校生のコンシェルジェを育成する講座を企画しています。
今年は、その講座も2年目を迎えるとのことです。
わたしは県内から集まった意欲的な高校生を前に
ブックトークをしてきました。
誕生日図書でお世話になっている中学校へ出かけ
全校生徒の前でブックトークしてきました。
テーマは『ページをめくる』
学校からの依頼は
「なぜ、このデジタル文化が進んだ中で紙の本を
読まなくてはいけないのか」をわかりやすく
ブックトークの中で話してほしいという事でした。
サブタイトルを
『あなたはページをめくることが好きですか』
にして
ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」
の本作りから話しはじめました。
今日は天気もよく散歩がてらにバラの花をみてきました。
気温が高いということもあり、花はかなり開花が進んでいて見頃はすぎていました。
日差しが強く長い時間、立っていられないくらいでした。
見学の人も少なくゆっくり見ることができたのですが、花も暑そうで残念でした。
ちいさいおうちで毎月開催している読書会で『偽りの王子』(ジェニファー・A・ニールセン/作)を取り上げました。
久しぶりにワクワクしながら、孤児の少年たちに思いを寄せて読むことができたという感想が沢山出ました。
3部作の序章という事で
次回作ではどんな登場人物が活躍するか
楽しい予想をする人もいました。
7月発売予定の2作目が楽しみです!
学校図書館の司書の方々と続けている
読書会「モモ」で
荻原規子作『紫の結び』をとりあげました。
メンバーの中でも
色々な人の書いた
『源氏物語』を読破しようと挑戦したものの
途中で挫折してしまったという人が多く
最後まで読め多という人は1人もいませんでした。
ところが荻原さんのこの本は
解りやすくとても面白かったという感想が出ました。
古典の世界へ子どもたちを誘う本として
これからも丁寧に進めていきたいと
メンバーと「思い」を共有しました。
〇月△日
上田市の丸子図書館で
読み聞かせボランティアをしている人たちに向けて
「絵本の読みきかせ」講座をしてきました。
当日は雨ふりだったので参加者は少なめでしたが
とても熱心に聞いて下さいました。
会場は元カネボウの工場敷地だったところで
図書館の他に保育園、そして丸子中央病院や
ショッピングセンターなどができていて
出かけやすいエリアでした。
もう新年を迎えて数日たってしまいましたが
2014年の日記にかけなかったことを
今日からぼちぼち振り返っていきたいと思います。
******************
〇月△日
新潟県教育庁からの仕事で直江津まで行ってきました。
学校の先生や司書教諭、司書、
ボランティア活動をしている人たちにむけての
「ブックトーク」の講座でブックトークの実演を講義してきました。
「ブックトーク」に熱心に取り組んでいる人たちが
およそ50人位参加し、有意義な時間を過ごしました。
2015年が始まりました。
今年のお正月は娘が新春歌舞伎のチケットを
取ってくれたので、正月は東京で過ごしました。
31日は嵐と吉高由里子さんが司会をしていた
紅白歌合戦を観て、芸能情報を仕入れ
元旦は妻夫木聡さん主演の『バンクーバーの朝日』を
六本木のTOHOシネマで鑑賞しました。
東京児童文化協会というNPO法人の団体で
全国展開している「全国子ども読書推進フェスティバル」の
和歌山会場へ出かけてきました。
当日は午前中、地元の読書ボランティアの人たちに向けて
子どものための本の選び方、読み方、
楽しませ方などについて話をしてきました。
会場の県立情報交流センターは白浜駅の近くの高台にあり
太平洋が見渡せる素晴らしいところでした。
講演が終わった後、駅へ向かう途中で名所を2カ所訪れてきました。
リゾート地でもある白浜温泉は、今度はゆっくり訪れてみたい
魅力のあるところでした。
上高井教育研修会の第15分科会「子どもの本」で
助言者を務めてきました。
小学校から「読書ボランティアと連携した読書指導」
についての発表があり
色々と考えていることを話し合いました。
おすすめの本をたくさん紹介して帰ってきました。
その時おすすめした本はこちらです。
絵本専門士養成講座で講義をするために
9月13日、14日と
国立オリンピック記念青少年総合センターまで
出かけてきました。
私の担当は「絵本を紹介する技術」を考えるという講義。
「読みきかせ」「ブックトーク」「ストーリーテリング」
「ビブリオトーク」「ビブリオバトル」など
現在行われている絵本を紹介する技術について
ひと通り体験していただきました。
また、絵本の魅力を伝えるには
絵本にまつわる知識も必要だという事で
フェリックス・ホフマンとバージニア・リー・バートンの
絵本を取り上げて解説を試みてきました。
8月の、とある日曜日、
母校・武蔵大学の同窓会がありました。
毎年、行われるこの会、私は3回目の参加となりました。
いろんな年代の人が集う『信州武蔵会』の交流会で
60代の私はちょうど中間の年代で
私より先輩の方と後輩の方の参加が半々くらいでした。
役組とリタイア組との交流なので
いろんな情報が飛び交い有意義なひと時を過ごすことができました。
8月25日(月)JA佐久浅間の女性大学に招かれ
講演をしてきました。
JA佐久浅間では、前回は「げんき塾」という、
50代・60代の元気のいい女性の前で
お話をさせていただきました。
今回は子育て中の20代・30代の若い女性の前での
講演となりました。
「絵本の読みきかせ」が子育てに役立つ情報を
沢山お届けしてきました。
最後に、代表の方が、感激をしてくれたのか、
声を詰まらせながら挨拶をくださる・・・という場面もあり、
私の話が心に届いたのかなと、こちらも感激して帰ってまいりました。
今回の講演内容は以下の通りです。
第1回長野県絵本大賞の発表会と記念講演が
キッセイ文化ホール会議室にて行われました。
およそ50人位の方に足を運んでいただく事ができ
無事に終了する事ができました。
もうすぐ夏休みが始まります。
今年は学校司書の先生方の研修会に呼んでいただき
2か所で「ブックトーク」について
実演を交えた講義をしてきます。
7月29日(火)は木島平村まで出かけ
長野県でいう「北信」のエリアの先生方に
お話させていただくことになっています。
拙著『ひと目でわかるブックトーク』を紹介できるので
今から楽しみにしています。
8月8日(金)は松本市の中学校の図書室で
北安曇郡と大町市の先生方に向けて
「ブックトーク」について、こちらも実演を交えての講義となります。
ブックトークの学習会があり
上野の台東区図書館まで出かけてきました。
今回は20分でのブックトークに挑戦し仲間に聞いてもらいました。
テーマが『夏』だったので〈夏休み〉〈夏祭り〉〈原爆〉などをキーワードに
次のような本を紹介しました。
〇「思い出のマーニー」(岩波書店)
〇「トム花夜中の庭で」(岩波少年文庫)
〇「ムーミン谷の夏まつり」(講談社)
〇「妖怪一家の夏まつり」(理論社)
〇「光のうつしえ」(講談社)
・・・被爆と被曝の違いについてこの本を読んで納得しました。
今年も学校図書館に購入していただく図書の
巡回販売が始まった。
30年以上、いろんな学校図書館に図書の納入をしてきましたが
今年は例年になくセット商品の単価が下がっているのが気になりました。
消費税率が8%になるためなのか
本の売上不振が響いているためなのか
弱気なセールスのような気がして残念です。
中学校の図書館に入れる本で悩んでいる人には
読書ガイド本として
『新・どの本よもうかな? 中学生版 日本編』
『新・どの本よもうかな? 中学生版 海外編』
の2冊がおすすめです。
ご報告までにずいぶん時間が空いてしまいましたが
2月にJPIC「読みきかせサポーター講習会」が京都府で行なわれ
出かけてきました。
ところが、その前の週の大雪に続き
甲信エリアはその週も積雪のため交通機関がマヒし
長野は陸の孤島状態になってしまいました!
そんな情報が伝わる中で、京都での講習会は無事に終了したのですが
当日は帰ることができなくなり身動きすることができず・・・
基調講演を担当された長野ヒデ子さんのお誘いで
山科荘という山荘に泊めていただきました。
淡路島からかけつけたという、長野ヒデ子さんのファンの方々と話が弾み
夜が更けるまで情報交換をしました!
そして、次の日も交通機関のマヒは解消されず足止めとなり、
今度は東京のホテルに一泊し、翌日やっと松本の自宅までたどり着きました。
松本にたどり着いた後は、自宅の雪かき、ちいさいおうちの雪かき、
スタッフの駐車場の雪かき・・・と休み間もなく、雪かきに奔走しました。
1泊2日の旅程のはずが、3泊4日の大移動となった次第です。
大雪の余波がこんなところにも・・・という、だいぶ遅れてのご報告となりました。
講談社 青い鳥文庫の人気シリーズ
『名探偵 夢水清志郎』シリーズ20周年記念の会があり
モニター書店として招待を受け、出かけてきました。
はやみねかおる先生と直木賞作家の朝井リョウさんとのトークショーだったので
興味があり、妻と娘を誘って3人で聴いてきました。
・・・会場である講談社へ向かう途中で、
某書店の名物書店員で親交のあるⅠさんと
偶然にもいっしょになるという嬉しいハプニングがあり、
楽しい時間を共有することができました。
トークショーには青い鳥文庫の人気を支えている層の子どもたちが
沢山参加していて頼もしく思えました。
はやみね作品はリアルタイムで読んだことのない大人にとっては
ちょっと物足りない物語が多いのですが
子どもたちを夢中にさせる仕掛けがあり驚きました。
また今年の3月に『スペードの3』が発売予定の朝井リョウさんは
想像していた通りの真面目な好青年で、これからも一層応援したくなりました。
アバウトな性格のはやみねさんと
ちょっとストレートすぎる朝井リョウさんの対談は
それなりにかみ合いながら70分程度で無事終了・
その後は子どもたちの質問が会場からたくさん飛び出し賑やかでした!
はやみねさん、朝井さん、ありがとうございました!
JPICのブックトーク講座4回目は
飯田橋の研究社の大会議室で行われました。
今回の講師は児童文学作家の浜野京子さんでした。
自作について語ってくれたほか、
社会問題に目を向けることも必要だと
提言してくださいました。
その後が私の出番。
冲方丁の『はなとゆめ』をしのばせておき、
おもむろに取り出すところからブックトークを始めました。
そして「秋は古典 冬も古典」のテーマにつなげて
話をしました。
その後は児玉ひろ美さんによる
「カッコいい大人」が出てくるブックトークの実演で
会場は盛り上がりました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
JPICのブックトーク講座の3回目で
仙台まで出かけてきました。
東北6県から参加者が集まり
120名の前で講演会は行われました。
最初に菱木晃子さんがスウェーデン文学の翻訳について
色々とお話してくれました。
『ニルスの不思議な旅』の話に多くの人が関心を寄せて下さり
サイン会も盛況でした。
その後、私がY.A文学新刊情報や
『秋は古典 冬も古典』のブックトークをしました。
最後はブックトーク講座初登場の江口陽子さんが
『だれかふつうを教えてくれ』という
中学生向きのブックトークをしてくれました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
下伊那の豊丘村に出かけてきました。
誕生日図書でお世話になっている中学校で
図書館教育の研究授業が行われたからです。
授業を担当された先生は子どもたちの興味を引き出しながら
「おすすめの本」の紹介を題材にして素晴らしい授業をしてくださいました。
いま、手元に子どもたちが書いた紹介文がありますが
素晴らしい出来で、私も参考になります。
午後は分科会の助言者として誕生日図書の取り組みについて
参加者と話し合いました。
そして全体会での講演は元NHKアナウンサーの山根基世さんが
『ことばの力』について話してくれました。
私は前座で講演の前に30分のブックトークをしてきました。
テーマは『夢をかなえる』で
7月に子どもたちの前でやらせていただいたのを
みなさんに見ていただきました。
午前中、降っていた雨も帰りには上がり、
虹を見ながら帰路につきました。
テレビ朝日系の『人生の楽園』という番組があります。
その11月2日の放送で、我が故郷の秋田県五城目町の
農家レストランが取り上げられていました。
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
私がうまれた集落からもう少し奥に入ったところで
町おこしのために農家レストラン〈清流の森〉が開かれています。
そこで働く支配人の方の日常が美しい映像でつづられており
嬉しくなりました。
映画『釣りキチ三平』のロケに使われた
かやぶき屋根の民家がある近くで地産池消の食材を提供し
訪れた人を喜ばせているレストラン。
今度、帰省した時にはぜひ足を運びたいと思っています。
日本列島に台風の影響が出ていた先週の25日ですが、
茅野市の米沢小学校のPTA講演会に呼んでいただいていましたので
車で高速道路を走らせ、出かけてきました。
夕方から雨が降り始め公演が始まる19時ごろには
かなりの勢いで降り出してきました。
そんな中で行われた会にもかかわらず
沢山のお父さん、お母さん、先生が出席してくださり
とても盛り上がりました。
後日、教頭先生から
「若い先生からもとても良かったと好評でした。
内容も楽しかったようで "ああいう楽しい講座が良い”などと言っていました。」
という嬉しいメールをいただきました。
特に『よかったねネッドくん』の読み聞かせが楽しかったと
好評だったようです。
帰りの高速道路は、雨に振られ、命がけで帰ってきましたが・・・
その苦労も吹き飛びました。
週末、JPICのブックトーク講座第2回で福岡市まで出かけてきました。
会場がとても素晴らしく、参加者の方々の満足度も高かったように思います。
基調講演の金原瑞人さんは『ジョン万次郎』を取り上げ
翻訳のこぼれ話をあれこれしてくださいました。
また、岩波書店から出ているスタンプブックシリーズの
『さよならを待つふたりのために』が好評で版を重ねたとおっっしゃっていました。
その後の私のブックトークや新刊情報案内も
ゆったりと落ち着いた雰囲気の中で行なえて
有意義なひと時を過ごすことができました。
私は帰りの飛行機の時間がありましたので
佐藤さんの「ブックトーク」の講義の途中で会場を後にしなくてはなりませんでした。
時間が迫っていたせいでしょうか、
空港へ移動するバスの中に
『とっぴんぱらりの風太郎』と『耳ひっぱり』の2冊を忘れてしまいました・・・
失敗!失敗!あわてているとよくないですね。
学校図書館の司書たちと
定例で開いている読書会で
七瀬晶(ひかる)の「こころ」を取り上げた。
角川書店で刊行している銀のさじシリーズの1冊であるこの本は
(S.E)ソーシャルエンジニアとして働いている異色の作家が書いている。
転校生の昭島こころは人の心がわかってしまうという能力を持ち
両親の研究所でテレパスを要請するために生まれてきたという秘密を抱えていた。
転校生のこころに関心を寄せる絆はそのことで事件に巻き込まれていく―
S.E的な要素をもったストーリー仕立てで興味を持てるが
結末に納得がいかない部分もあり
読書対象をしっかりと設定して書いてほしいという意見が出た。
銀のさじシリーズのラインナップがY.Aを対象にしてはいるものの
中・高校生にどれだけ読まれているかが気になるところである。
日本列島に台風が近づいているのにもかかわらず
JPICのブックトーク講座名古屋会場には
岐阜や三重からも大勢の人が集まってくれました!
最初に登場した翻訳家のさくまゆみこさんが
現在、教えている大学生の読書生活についての現状や
゛本を読むことの大切さ“について、
いくつかの事例を紹介しながら話をしてくれました。
さくまさんの講義を拝聴した後、私は午後の講義に臨みました。
昼食後の時間、睡魔が襲ってきては大変なので
簡単なストレッチ体操から始め、リラックスして話を聞いてもらいました。
今回のテーマは「本を知る・出会う」。
朝の読書で子どもたちが読んでいる本のベスト5を
中学生・高校生・小学校の順に発表し、
それから大人が読んでほしい本を紹介し
ブックトークの必要性について話をしました。
その他にもYA新刊ブックレビューや
古典に親しむブックトークなどを行いました。
講座の締めくくりは、中学生の教室に10年間通い続け
ブックトークを行っている佐藤あけみさんのブックトークです。
参加していただいた方々の熱気が会場にあふれ
気がついたら私のYシャツも汗でびっしょりぬれていました。
先日、長野市の中学校で行ったブックトークを
聴いてくれた子どもたちから感想が届いた。
およそ100人分の心のこもったお便りに感激した。
「全ての本 1つ1つが違うジャンルでした。
けれど すごく面白そうで ぜひ読みたいと思う本ばかりでした。
私は以前から『能』に興味があったので
まずは『能』の本を読んでみたいと思います。
また三浦しをんさんが好きなので
『神去なあなあ日常』も読んでみたいです。」
「読んでみたい本が見つかってよかった。
'中学生の夢’についてランキングやいろいろな話を聞けて
とても勉強になった。
いつもは読まない本でも
内容がとてもいい本があることがわかってよかった」
「いくつかの本を紹介していただき 私が一番読みたいと思ったのは
『ナゲキバト』 『あなたはそっとやってくる』 でした。
夢にはいろいろな形があるんだなあと思いました。」
「私は夢がなかったけれど話を聞いて
自分の夢が少しもてた気がしました。
『天山の巫女ソニン』が一番心に残り読みたくなりました」
などなど・・・
進路を考える中学3年生の子どもたちだったと言うこともあり
こちらのメッセージがうまく伝わってよかったと思ったところです。
第11回児童文学ファンタジー大賞奨励賞受賞作の
「天狗ノオト」を読んでみた。
母がやっている民宿の手伝いをしていたある日、
保は探し物をしていて、偶然、引き出しの中に古いノートを見つける。
そこには〝昭和××年8月31日 天狗ニアフ”という文章が書かれていた。
その秘密を解き明かすために友だちの優太や哲也と一緒に
天狗のことについて調べ始める――
興味深い題材を扱った読みやすいファンタジーに仕上がっているが
「天狗のかくれみの」か「神かくし」といったことに
どれだけ子どもたちが関心を寄せるかがポイントになるのでは・・・
ちいさいおうちで30年近く行われいる読書会の例会。
先月はジェニファー・ブラットべりの『シフト』を取り上げた。
この本を翻訳された小梨直さんが、
北安曇郡池田町在住という縁で出席してくださり
いつもに増して盛り上がった。
高校を卒業して大学が始まるまでの夏休み、
アメリカに出かけたクリスとウィンの物語に
参加者から活発な意見が交わされた。
次回の読書会は6/11(土)19時~
朝井リョウの『何者』を取り上げ、レポーターは私です。
参加ご希望の方は電話かFAXでお気軽にお問い合わせください。
あさのあつこさんの『レーン』を読んでみた。
『NO.6』を読んで以来、ちょっとご無沙汰していたが
天才ランナーとして登場する碧季と貢の陸上競技に取り組む姿に
『バッテリー』の原田巧と永倉豪のやり取りを思い出しながら面白く読めた。
それにしても作者は、
若者たちの活きのいいl言葉の味付けがとてもうまい。
それがストーリー全体を盛り上げる役割を果たしているような気がする。